一週間たってもなかなか風邪が治りません。そんななかマイメンくんと2プログラム、計4本見てきました。
MOOSIC LAB 2012
『恋はパレードのように』監督:天野千尋
脚本が森下くるみだそうで、監督をはじめスタッフ・キャストのほとんどだか全員だかを女性だけで固めたという狂っているとしか思えない所業で撮ったガーリーム—ビー。岩井俊二が死んでからとればオマージュとしてはそれなりに評価されたかもしれないです。
『家をたてること』監督:長谷部大輔
終盤、わけのわからない面白さがほんのチラリと垣間見えた気がしますが終わってみれば幻だったかもしれません。鈴木卓爾を猟奇殺人犯的に撮るのはもうやっちゃいけない気がしました。ただ笑えるところがいくつかあっただけよかったかも。
『ムージック探偵 曲菊彦』監督:田中羊一&ヤング・ポール

技術的なクオリティはもはやプロ並みでした。カットとカットの瞬間に快楽がちゃんとあって上手ぇな、と感嘆しました。オープニングがめちゃカッコイイ。その反面、後半がもったいない感じもすごくしました。「曲菊彦」、テレ東あたりに持ち込めばすぐにでもドラマ化できそうな素晴らしい企画&キャラ&設定だと思います。
イメージフォーラム・フェスティバル2012
『スモール・ロード』監督:ジェームス・ベニング

103分/47カット。単純計算で1カット2分強。そのすべてがただ国道を車が(実際は数台通ることもあるけど)一台通過するかしないか、みたいな純度100%のエクストリーム・ムービーでした。ロードサイドに据え置かれた固定ショットと微細な音空間の103分は、(隣の人は完全に飽きてましたが)まったく飽きずに見れました。
そんななか、たぶん多くのひとが早く終わんねーかな、これ最後から何番目のカットかな、と思っていたであろう終盤の長い長いワンカットの最中、驚くことに客席のいたるところから携帯の「地震警報」が一斉に鳴り響きました。少し驚いたあとに多くのひとからおもわず笑い声が漏れ、わたくしもおもわず爆笑してしまいましたが、そしたらなんてこったい、そのカットがラストカットでした。一転して「終わっちゃった」感が客席全体を包み、客電が点灯。あれ?と肩すかしを食らいながらも、しかしみんな「アハハ、可笑しいね」と笑顔で会場を後にするというなんとも不思議、ハッピーな気持ちになった一幕でした。
一日4本という普段あまりやらないことをした結果、ものすごい疲労で風邪が悪化しました。
それでも地元に帰ってスケーターの撮影していたら、三宅唱の『Playback』のホームページが出来ているとの知らせ。
その中でスケボーをするムラジュンはじめ男優陣の映像をみつけ、「やはり三宅唱監督はわかってらっしゃる」とマイメンくんと頷きあいました。
あとマイメンくんのやる気が「ムージック探偵」で一気に上がっていたこと。